無邪気という名の器 




人は願うように夢を語る。

たくさんたくさん夢を語る幼い子ども達は、
キラキラ眩しい存在。


夢はあなたの理想。

理想の材料は理念。

理念とは根本の考え。



「どう生きたいか」



たくさんたくさん夢を語る幼い子ども達は、
キラキラ眩しい理念をたくさん持っている。

無邪気という名の器で。





大人達はそれを見て、
自分を恥じることもある。

責めることもある。


しかし、その大きな間違いに気づく必要がある。


あれは子どもの特権であり、
大人への使用許可は出ていない。



むしろ大人は夢を多く語るべきではない。



こう考えればわかりやすいかもしれません↓



「根本的考えを複数持つ必要はない」





人生は確かに広い。
多種多様な思考や術が必要になる。

しかし、「根本的考え」を多く持つことは不自然。


たとえば、一つの会社に企業理念が100あるとして、
社員はどう働けばいいのだろう。

社長は社員に何を伝えられるだろう。


お分かりのように、「根本的考え」という重要事項に関しては、
数が少ないことが正しい。



これは人生にとっても同じことが言える。





「どう生きるか」


を100持つ人。


一見パワフルでチャレンジャーに映るが、
本当にそうだろうか?

そこにあるのは、祈りに似た感情であり、
どう生きたいかを決定できていないが故の迷い。


チカラの分散。

重量感がない。





たとえばこういうこと。



「100力の壁」


ある人が、

100の力で動く壁を、
100の力で一気に押せば、動く。


しかし、


100の力で動く壁を、
1日1の力で100日かけて押しても、微動だにしない。




「生きるエネルギーは分散してはいけない」




しかし、凝縮はできる。

一点に力を込めることができる。




100の「どう生きるか」を持つのではなく、
その数を減らすことが、人生力を高める法則。


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漠然と日々を過ごす100の人は、
まず、自力で整理を始めてください。


ちなみに「漠然と日々を過ごす100の人」とは、
「何をしたいかわからない」という状態でもあります。



また、自力で整理を始めるということは、
学び始めることを意味します。
ここから先は、学び続ける前提での流れで書かれています。


それは本を読むことかもしれません。
もしかしたら講演会を聞くことかもしれません。






あなたが「やりたい」と思っていることと、
「どう生きるか」はテーマ自体に違いがあります。


それを知る必要がある。


そしてそれを軸に数を減らします。
無駄は省く。


次。


ここから先は他力です。

あなたがこの人生で人に言われてきたこと。

わかりやすく


良い

悪い


で判断できること。


100の中には必ず、
良いと言われてきたことに関するものがあります。
それに少しでも触れているものを残し、それ以外は省く。



次。



現状を知る必要がある。

「あなたが人にどう思われているか」

良い、悪いを本当は知りたいが、
人はそんなに本音を言わない。

だから、かろうじて聞けそうな「良い」の要素を含むもの以外を省く。


ここまでくれば20くらいに絞られる。



次。



モデル(メンター)を見つける。

生身のメンターとそう簡単には出会えない。
しかし、ここまで絞り込めているのなら、
「自分と似ている人」を探すことはできる。

それは本の著者かもしれない。

あなたが「こう生きたい」と思う、
絞り込まれた20の要素に近いもの持っている人を探す。

そして、その人の「考え」を知り尽くし、
その考えによく似ているものだけを残す。


※ちなみにひとりである必要はない。


これで大方100から5以下に数が減る。


「どう生きるか」という理念の輪郭が見え始める。



ちなみに、省くという表現を使っているが、
実際に減るわけではなく、凝縮される。


理念の力が増す。







こう考えてください。


深さ3センチの透明な1m×1mの面積の器。

深さ3センチ。

水が入っている。


仮にこの水の入った器に、
あなたの「100の理念」が沈められているのなら、
それは誰にでも見える。


「底が見える」




この器の水をこぼさずに器の面積を縮小するには、
器の深さを増す必要がある。

器の高さを上げるということ。

仮に面積を10cm×10cmに縮小した場合、
深さは3m。


「底が見えない」


「深みのある器」になる。

面積が小さくなるので、
沈める理念の数も減らさなければいけない。


要するに数を減らす、面積を縮小するということは、
底に沈む理念の数を整理し、さらに見せない。



深みのある人間になるということ。


人は見えないものにこそ価値を見出す。




人があなたを見たときに感じる、
深みという重量感が人生を創る。





また、こんな作用も同時に起こる。




100の理念が凝縮されて、
5以下でありながら、
100程の価値を持つようになる。





「100力の壁」を使って説明。



ある人が、

100の力で動く壁を、
100の力で一気に押せば、動く。


その100を仮に4に凝縮した時、
4力で100力の壁を動かすようになる。


力を4まで凝縮できている人は、
立場的にエグゼクティブであることがほとんど。


そして、もともと100だった力は96の余裕が残る。

その96力は他の誰かのために使われる。

多くは育てるために使われる。





そしてその96力は返ってくる。

もらった誰かは必ず感謝という力を返すからだ。

それも増幅されて返ってくる。


なぜなら、仮にAさんのために1力を使った場合、
Aさん1人には、必ず親しい誰かが3人はいる。
Aさんの喜びを、まるで自分のことのように喜ぶ3人がいる。

合計4人。

それは家族だったりする。


1力が4力になって返ってくる。


仮に96すべて使った場合、96×4=384


384力を得ることになる。


さらにそれを凝縮した場合、
単純計算で3つの「100力の壁」を動かすことができる。


そしてまた余裕ができる。


それが循環し続ける。
動かせる壁がどんどん増えていく。



「100力の壁」が動くとは、
やりたいことが現実になること。



循環の途中で、
力の使い道がすべて「人のため」に変わる。


誰かのために壁を動かすようになる。

人のやりたいことを実現させるようになる。



結果、自分がやりたかった100のことは、
自分を通して誰かがやることになる。




そして、本当にやりたいことは、
結局は自分を通して誰かの思い実現することだと知る。


実現するとは、
隠れていたものが目に入るようになること。
期待が現実になること。



「思いのまま生きることができる」




学び、思考し、「どう生きるか」を整理することは、
結果的には自由になるということなのです。



だから人は学びを止めてはいけない。




止められない。




止めたくない。











人は願うように夢を語る。

たくさんたくさん夢を語る幼い子ども達は、
キラキラ眩しい存在。


夢はあなたの理想。

理想の材料は理念。

理念とは根本の考え。



「どう生きたいか」



たくさんたくさん夢を語る幼い子ども達は、
キラキラ眩しい理念をたくさん持っている。

無邪気という名の器で。


人は、


いつまでたっても、
何歳になっても、
大人になっても、
無邪気という名の器の使用許可を・・・



持っている。